香港飯屋(3)越男
料理は定期的に食べたくなる。頻繁に行く店は複数あるが、この店が一番頻度が高い。
メニューの数は10種類にも満たない。レストランと呼ぶには小規模過ぎる、フードスタンドと呼ぶのがちょうど良い。フォーが旨い。フォーと言えば普通は生牛肉だが、ココでは必ずチキンのフォー・ガーを頼む。
で、必ず、サイゴンビールを付ける。333があれば良いのだが、最近香港で見かけない。もう無いのだろうか?
いずれにせよ、この組み合わせを頂く時は、至福の時間なのである。
Com Bahn Mi 越男
Cóm Bánh Mì
28 Tai Wong St E, Wan Chai
2528 9131
https://goo.gl/maps/iA8nT6wziRKSSQuk8
On Streets(3)香港プロテスト
2019香港デモ。
早いものであれから一年が経つ。
まだ終わったワケではないが、ほぼ決着はついた。
若者は負け、彼らのほとんどは、最早興味を失っている。無力感に苛まれというのは、いささかカッコ付け過ぎであり、自由とされていた香港であれ、自由を奪われたとされる香港であれ、どちらでも良いのだろう。
僕はそれが悪いことだとは思わないし、その中で上手く立ち回るのが香港人なのだと思う。イヤなら出て行けば良いし、それができる人は、いつの間にか、カナダやイギリスやオーストラリアやシンガポールなどに移住している。決断は瞬時に下す。ほとぼりが覚めれば戻ってくれば良い。1997の返還時もそうだった。何も初めてじゃない。残った者は、ここで、逞しく生きていけば良い。金融ハブの地位は、そう簡単に上海や深圳に奪われない。中国政府も国際市場も分かってますから、香港市場の価値を。
香港麺屋(3)神虎麺商店
もはや、つけ麺は香港の中で市民権を得た食べ物となっている。
日本のラーメンが当たり前のように食べられるようになって久しい。
街中であれば、そうそう探し廻らなくても、そこら中に点在している。香港の人にとっても、身近な食べ物になったと言える。
しかし、日本のラーメン屋なら何でもOKなのかと言うと、それは全く違う。ほとんどの店は、あっと言う間に淘汰されている。それこそ、ミシュランの星を持つ店から、芸能人が出している店まで、容赦なく淘汰されている。旨いモノが溢れ返る香港で、また世界でも一二を争う家賃がかかる香港で、ブランドだけで勝負するのは厳しい。プラダやビトンでも撤退を余儀なくされる市場である。
そんな中、小さな店ではあるが頑張っているラーメン屋の一つ。ブレイクしている訳ではないが、根強く応援するファンに支えられているのだろう。なかなか旨い。タトゥーだらけの兄ちゃんが手際良く捌いている。日本の店は知らないが、香港の店はしっかり味を守ってるんだろうな。半年に一回くらい行く店である。
神虎麺商店
Kamitora Tonkotsu Ramen 神虎麵商店
灣仔 大王東街 10號 安東大廈地下 G/F Antung Building 10 Tai Wong Street East Wanchai, Wan Chai
2811 0338
https://goo.gl/maps/kCNKN1Wh2MwLVZqc7
香港の喧騒を離れて(2)Bowen Road Fitness Trail
トレイルの始まりは街中。
ビル群のすぐ脇に、山の中腹に向かう長い階段が現れる。一見するだけだと、何の階段なのか分からない。
息を切らしながら駆け上がること5〜6分、Kennedy Roadという大通りに出る。この時点でビルの30階くらいの高さまで昇ったことになる。
ココから更に急な坂道を駆け上がる。
7〜8分経ったころに、山の中腹を走る小径に差し掛かる。Bowen Roadだ。ここまで来るのは、走るにはそれなりに大変だ。しかし、ハイク気分で歩くと爽快である。
この小径は、いつ来てもランナーで賑わっている。香港島のビル群を見下ろしながら、緑の中を走るのは気分が良い。休日の暫しのリラックス時間を一人で過ごすには、悪くないスポットなのである。
Bowen Road Fitness Trail
Bowen Road Fitness Trail
Bowen Rd, Mid-Levels
2528 2983
https://goo.gl/maps/DwRiRjHXoXhFxrhi9
香港麺屋(2)Pier 18
午後10時前、選択肢が無くて入った。
汁無し坦々麺を食べたかったのではなく、今日はラーメンが食べたかった。
しかし、目当てにしていたラーメン屋は、ことごとく閉まっていたので、仕方なく入った。
普通だと思いがけず入った店が良かったと言うことになるのだが、そうでもないのが現実である。
なかなかの中国感である。もちろん良くない意味である。差別的な意味ではなく、お洒落感を演出して、お洒落切れない感じと言えば良いのか。まず、オヤジがカウンター周辺にたむろする図。なんで、重慶麺屋でバーカウンターやねん、というのがそもそもなのだが、そこに、腹出したオッさんが集うのはね。。。
僕は中国のそう言うのをひっくるめてOKだが、香港の湾仔エリアでそれは命取りであろうに。
料理の旨い不味いはともかく、そのスタンスで、このマーケットに店出していけると思う思考回路に違和感を抱かずにはいられないのである。
久しぶりに、こんな店に出会った。
良くも悪くも、蘇州にいた頃を思い出した。
Pier 18
Pier18
2-12A號, Man Hee Mansion, 地下F室及1樓 F G I室 Johnston Rd Wan Chai, Johnston Rd, Wan Chai
2110 4086
https://goo.gl/maps/RujNusMrgbebV7Fk7
香港飯屋(2) 滬揚川上海料理
酸辣湯麺。
酸辣湯はご存知の方が多いと思う。
ただ、そこに麺が入っただけの食べ物なのだが、楽しみは何倍にもなる。
酸味を楽しむのはもちろんだが、醍醐味は具だ。具沢山なほど嬉しいが、品を失うと台無しになる。カニカマなんかが入っていたら、幻滅してしまう。なかなか難しい食べ物である。
コレはよく行く上海料理屋の酸辣麺。
ベストではないが、一月に一度くらいは食べたくなる。ベストの店は残念ながら潰れてしまった。香港は飲食店の生き残りが非常に厳しい街なのである。だから、気になった店は、気になったその時に行かなければ、次はないかもしれない。大袈裟にではなく、ホントにそうだから恐ろしい。
滬揚川上海料理
Wu Yueng Chun Shanghai Restaurant
18 Matheson St, Causeway Bay
2575 4805
https://goo.gl/maps/P2Y2V3t5LAmyM37Q6
Hong Kong Photogenic(1)
我が家からの夜景。
香港はやはり夜景の街だ。
日常の中ではほとんど気が付かないが、一歩も家から出なくても香港らしい夜景に囲まれているんだな。
夜景スポットではない場所の夜景が、実は生々しくて魅力的なのだろうな。
家は所詮街中の一角なので、有りそうな分かり易い夜景に囲まれている訳なのだが、実はコレはコレで香港ぽさに溢れている。
ああ、幸せなコトである。
Hopewell Centre
Hopewell Centre
183號 Queen's Rd E, Wan Chai
2527 7292
https://goo.gl/maps/CMrAAgTyTE5oD1t79
Island Shangri-La
Island Shangri-La, Hong Kong
Supreme Ct Rd, Central
2877 3838
https://goo.gl/maps/A2tHEZhYtgxD1C1e6